暑い季節の涼をとる道具として親しまれている扇子やうちわ。
小田原 江嶋では、この時期扇子やうちわを店頭にて取り揃えております。
今回はその扇子やうちわの豆知識や選び方などをご紹介✨

扇子・うちわの豆知識
扇子は日本生まれ
現在では世界中で使われている折りたたみ式の扇子ですが、その起源は日本とされています。
平安時代には、薄い木の板を束ねた「檜扇(ひおうぎ)」が使われ、その後、紙を貼った現在のような扇子へと発展しました。
貴族の間では、風を送るだけでなく、和歌を書いたり、儀式の道具としても使われていたそうです。
一方、うちわは古代中国から日本へ伝わったとされ、奈良時代には貴族が儀式や身分を示す道具として使っていました。
その後、江戸時代になると庶民にも広まり、暑い夏を快適に過ごすための生活用品として親しまれるようになります。
扇子は「末広がり」で縁起の良い贈り物
扇子を開くと先に向かって広がる形になることから、「末広がり」と呼ばれ、
将来の繁栄や発展を願う縁起物として親しまれています。
そのため、結婚祝いや長寿祝い、海外へのお土産などにも人気があります。

サイズにも違いがあります
一般的には、男性用は7.5寸(約22.5cm)前後、女性用は6.5寸(約19.5cm)前後のものが多く作られています。
男性用は一回り大きいため、しっかりと風を送ることができ、手の大きな方でも持ちやすいサイズ。
一方、女性用はコンパクトで軽く、バッグにも収まりやすいため、持ち歩きにも便利です。
もちろん、必ずしも男女で使い分ける必要はありません。
「風量を重視したい」「コンパクトさを重視したい」など、使うシーンやお好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

夏のおしゃれアイテムとしても人気
最近では、和柄はもちろん、モダンなデザインや男女問わず使いやすいシンプルな扇子やうちわも増えています。
浴衣に合わせるのはもちろん、普段のお出かけやビジネスシーンでも活躍してくれる、
実用性と日本らしい美しさを兼ね備えたアイテムです。

贈り物にも人気!扇子の選び方
夏の贈り物や、海外の方へのプレゼントとしても人気の「扇子」。
実用性が高く、日本らしさも感じられる贈り物として幅広い年代の方に選ばれています。
扇子を選ぶときは、デザインだけでなく「素材」に注目するのもおすすめです。
素材によって見た目や使い心地が変わるため、贈る相手に合わせて選ぶ楽しみがあります。
扇面(せんめん)の素材で選ぶ
- 和紙の扇子
和紙の扇子は、昔ながらの風合いと上品な美しさが魅力です。
紙ならではの軽やかさがあり、扇ぐとやさしく自然な風を感じられます。落ち着いた和の雰囲気があり、浴衣や和装との相性も抜群です。
当店ではこの和紙の扇子を主に取り揃えております。
- 布の扇子
布製の扇子は丈夫で破れにくく、普段使いしやすいのが特徴です。
柄や色のバリエーションも豊富で、シンプルなものからモダンなデザインまで幅広く揃っています。
骨(ほね)の素材にも注目
扇子の骨組みには、竹が使われることが多く、一本一本の表情が異なります。
竹は軽くてしなやかで、丈夫なのが特徴です。使い込むほど手になじみ、天然素材ならではの温かみを楽しめます。
当店でも販売している「煮スス」という種類は、竹を熱処理して色合いを落ち着かせています。
一方、加工をしていない「白竹(しらたけ)」は、明るく爽やかな印象が特徴。涼しげで夏らしい雰囲気を楽しめます。

木目や竹の表情も楽しみのひとつ
天然素材を使用しているため、木目や竹の色合いには一つひとつ個性があります。
まったく同じものはなく、それぞれに味わいがあるのも扇子の魅力。使うほどに愛着がわき、長く大切にしたくなる一品です。
贈る方の暮らしに合った一本を
ビジネスシーンで使うならシンプルなデザイン、和の趣を楽しみたい方には伝統的な和柄など、
贈る方の好みや使う場面を思い浮かべながら選ぶと、より喜ばれる贈り物になります。
当店では、落ち着いた色合いのものから季節感あふれる和柄まで、さまざまな扇子やうちわをご用意しております。
暑い夏を少しでも快適に、そして日本の美しさを感じられる贈り物として、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。